ひとり忘年会

一年間読んでくださった読者の皆さん、ありがとう。一度も途切れず書けたことに、相変わらずほっとしています。

時々行っていたタリーズの街が気に入り、そこがセカンドオフィスのような場所になってきました。プログラマーのMさんとのミーティングの場でもあり、完全にスイッチを入れたい時に向かうようにしています。この間は、いつもカフェばかりではいけないと思い、ノートパソコンを持ったまま、1時間ほど駅から離れた場所も歩いてみました。人が少なくなり、住宅街に入り、だんだんと静かになっていくと同時に、並木道が綺麗で、気持ちが安らいでいくようで。そういう時って、荷物の重さも、パンプスの痛みも忘れているのかもしれませんね。

今年、意外と苦戦したのが、ベッドに入ってから文章が頭の中に浮かんできて、起きてパソコンを開いてしまおうかと思ってしまったことが、何度もあったことです。次から次へと湧いてくるなんて、本当に嬉しい悲鳴でした。外出していても、ふと書きたい衝動に駆られた時に限ってスマホしか持っておらず、とりあえずキーワードだけを残して、その言葉を元に帰ってから書こうとしたらダメでした。一気に書き上げるので、中途半端なことをしても、結局は中途半端な記事にしかならないことを痛感し、試行錯誤しながら今に至っています。

まだ本当に最初の頃、自宅のデスクトップで書いていたら、コードレスのマウスの電池が切れ、私の集中力も切れてしまい、あ~もう!と思いながら電池の入れ替え。だから、ノートパソコンを持って行く時は、必ずコードのついたマウスを持参することに。フル充電もしてから出るので、充電切れもなく、準備万端でカフェに入ったら、たまたま店内が寒く撃沈。まあ、こんな日もあると開き直り、夜一人で引き籠って書いた記事が、ロングランになっていることも。完璧じゃないから、色々あるから、沈んだ後に上がれるから、昨日泣いたから、このような毎日がこんな風に誰かに届いてくれる。そんなことを感じさせてもらった一年でした。

それでも行き詰まったら、夫と息子を巻き込んで、名古屋に帰省しようかと考えています。どちらがホームなのか分からないぐらい、関東で友達ができました。それでも、生まれ育った街であり、私の土台となった場所です。新幹線で帰省した一人暮らしの時、名古屋駅に近づくと、駅ビルのツインタワーが見えてきて毎回泣きそうでした。いいことも悪いことも沢山あったけど、それでも思うのは、この地域で助けられたということ。「いつでもいらっしゃい」何人もの方達にかけてもらった沢山の言葉。私には帰る場所があるのだと思わせてくれた、大切なホームタウンです。だから、もし自分がどうしようもなく前に進めなくなったら、「ただいま」と言って帰る予定。その時の想いを綴れるように、もちろんパソコンも一緒です。

一人で忘年会をされる方がいるとしたら、この記事と共に。一人なんだけど、一人じゃないことを知ってほしいです。スマホさえあれば、開けられるサイト。そんな生活の一部になれるよう、来年も頑張ります。

皆さんにとって、来年も心穏やかな一年となりますように。良いお年をお迎えください。
この記事を公開したら、ひとり忘年会を楽しみます。乾杯!飲めないのでジンジャエール!!