一緒に作り上げていく

以前にも話したように、このサイトを立ち上げるに至ったのは、プログラマーの友人の協力があったから。
そして、それを近くで応援してくれる夫がいて、楽しみにしてくださる多くの読者の方達が、私を支えてくれています。

<私がいてあなたがいる>、書き手と読み手、一対一のようで、でももっと周りには沢山の人達がいてくれるような不思議な感覚になります。
それは多分、読んでくださる方達が、私が今まで出会い、今も出会っている人達を身近に感じてくれているから。そんな気持ちが、インターネットを通して感じられることが驚きであり、大きな喜びになっています。

家族写真を載せることは、最初から考えていて、同時に躊躇していました。一番は、やはり身近にいる人に気付かれることを懸念していたからです。ペンネームだから書ける良さを最近特に感じていたので、不安材料は無くした方がいいのではないかという迷いもあり。

中学生の時、国語の先生が、「小学校の教科書よりもカラーが減ったのは、自分で想像する力を身に付けてほしいから。」と話していて、なるほどな~と思ったことがありました。
小学生の時から既に小説の面白さにはまっていたので、知らず知らずのうちに想像力はついていたのかも。

記事を書く中で、どんな人なのだろうと色々なイメージを持って頂けているのかと、私も想像しています。写真を水彩画のようにして、後ろ姿であれば、周りの人にも分かりづらいといいなと。そう思っているのは本人だけで、思いっきり気づかれそうなので、期間限定にもしようか考え中です。

大学図書館は、カウンターだけでなく、事務室でILL(Interlibrary Loan)、図書館相互貸借という業務も行っていました。自館に所蔵のない資料を、利用者の方の希望に応じて他館に依頼をし、送料や少額の手数料をご本人に支払って頂くというシステムです。
大学は、他大学との連携が多く、図書館システムの中でほとんどが文字だけのやり取りだったのですが、短い文章の中でもその人の表情を感じられる時もあり、どんな人と今接しているのだろうと楽しくなったことを覚えています。

だから、読者の方達を感じながら、こちらのイメージを楽しんで頂きながら、このサイトを作り上げていきたい。主体は私なのだけど、相手がいてくれていて、初めて成り立っているということをいつも忘れないでいようと思います。

以前、公共施設のスタッフさんが言ってくれました。
「頑張ってくださいという言葉は、すでに頑張っているSさんに贈る言葉ではない気がしますが、やっぱり贈りたいと思います。これからも、一緒に頑張りましょう。」
こんな気持ちを沢山もらったから、私も伝えられる。一緒に頑張らせてください。