以前、塾の生徒に、「先生は、この人をいいなと好きになる時はどんな時?」と聞かれたことがありました。「フィーリング。見た目とか、性格の良さとか、そういったことよりも、なんだかよく分からないけど、楽だなと思えることが一番いいなと思ったりするよ。」「いかにも先生が言ってくれそうな答えだね。」と一緒に笑ってくれた中学生の女の子。さて、彼女には、今どんな人がパートナーにいるだろう。
チロルチョコで好きなのは、きなこもち。ちょっとお腹に溜まる感じがするし、程よい甘さが堪りません。チロルのバラエティセットを買って、冷蔵庫に入れると、コーヒーヌガーは中にキャラメルが入っていて固まってしまう為、食べる前には電気ポットの上に短時間だけ置いてから食べるようにしています。その様子を見ていた息子が、自分のチョコを同じようにポットに乗せていて、そのまま放置。時間が経ち、思い出した頃にはドロドロに溶けていて、かなりショックを受け、凹んでいました。チョコを食べる前にポットに乗せると、美味しくなるとでも思っていたのだろうか・・・。中に入っているキャラメルの為なんて思わないよね。
この間、お風呂上がりに「校歌を歌ってあげるね!」と言ってくれたので、聞きたい!聞きたい!と二人で盛り上がった後、カラオケバージョンと言われ、「タラ~ラ~♪」と歌い出した息子。いきなりカラオケバージョンかい!と二人で笑い転げ、コイツと笑いのツボが似ているなと余計にお腹がよじれてきて。腹が立っても、こんな時間が帳消しにしてくれます。
乳がんの手術を受けていた管理人さんが、早々と復帰。手術前と何も変わらない管理人さんの姿に、胸を打たれました。本当に強い。強がっているのではなく、元々持っている彼女の強さなのだと思いました。帰って来てくれてありがとう。「ガンの進行が遅かったから、転移していなかったの。あなたもちゃんと検診に行かなきゃだめよ!」これから、何度この言葉を伝えてくれるのだろう。
胸の奥がキューッとなる時。それは、20代の頃から聴いていたシャナイア・トゥエインの曲を聴き、懐かしさがこみ上げる時。新幹線の中で、本当によく聴いていた大好きな歌手です。ちょっとハスキーな声が、彼女の力強さと、なんとも言えない切なさを感じるから。新幹線の中で、名古屋に戻る時も、関東に戻る時も沢山のことを感じました。新幹線が、二か所を一直線に結んでくれているようで。このほろ苦さが、いつか優しさに変わっていったらと願っていた頃。いつの日か、本当にいつの日か、この胸の傷みが消えますようにと、そんなことを願っていたような気がします。車窓を眺めながら、こっそり泣いたな。
そんな一人暮らしの時、ゴールデンウィークに帰省するからと高校の友達に伝えると、せっかくだから同窓会をしようと皆に連絡をしてくれました。その日を楽しみにしていたら、風邪を引いてしまい、結局自宅にいることに。行きたかったなと思いながら体温計をくわえていたら、一本の電話が。「S~。大丈夫か~。みんな話したがっているから、一人ずつ代わるね!」と酔っぱらった女友達からでした。本当に嬉しかった。「お前が帰ってくるっていうから、集まったんだろ!早く治して元気な顔を見せろよ。」と相変わらずのK君。「みんな地元が大好きなのに、一人で頑張るSを応援してるよ。だから、頑張れ!」そう伝えてくれた女友達が、高校の雰囲気をそのまま運んで来てくれて、泣けてきたら余計に熱が上がってしまいました。彼らに助けられた一本の電話。帰れなくても、いつもそこにいてくれる友達がいる。
強くなくていい。そう伝えてくれる、今でも大切な仲間。