優しい波の中で

何気なくカードの支払い明細を見ていた日、見覚えのない記載に気づき、あれこれ思考を巡らせてみました。これは息子の支払いか?!と本人のスマホを借りて調べてみると、原因が判明。少し前、夕飯を作っている時だったか、無料だから承認してほしいとお願いをされたことがありました。親の承認を得て使えるものだったので、それ大丈夫なものなの?と聞くだけ聞き、忙しかったので確認もせずに承認ボタンを押してしまっていて。それが、無料ではなく年額1万を支払っていたことが分かり大慌て。ネット社会、情報リテラシー、いろんなことに気を付けるようにうるさく言っていても、親子ではまってしまったなと深夜の反省会が始まりました。プログラマーのMさんに状況を説明すると、その後の対応を教えてくれて無事に返金され、二人でほっ。息子も反省していて、良くも悪くもいい勉強になったねとまた穏やかな朝がやってきました。知識をアップデートするよりも先に、世の中の変化のスピードが速くて・・・とどさくさに紛れて言い訳させてもらうことにして。『さくらdeカフェ』は何も変わらず元気に営業中です。

ぎっくり腰が落ち着いてきた中で、部活動説明会も現地で動けなくなってはいけないと思い休ませてもらいました。後日、同じ卓球部で小学校時代に広報委員で一緒だった友達と待ち合わせ。フードコートで会うと、真っ先に腰の心配をしてくれて。「治りかけにRとキャッチボールをしたら、また悪化しちゃって行けなくてごめんね。もう大丈夫。」そう話すと笑いながら言われて。「仲いいね~。Sちゃんがキャッチボールするの驚きだよ!」「中学の時はテニスと陸上部に入っていてスポーツ好きなの。連休はRとヤクルト戦を観に行ってくるよ。」「え~!意外なんだけど!!」と本気でびっくりされこちらも笑ってしまいました。そういえば、最近会った女性の美容師さんにも同じようなリアクションをされたなと。大学図書館で勤務していた頃は、学生さん達に司書っぽいとよく言われていました。そのイメージが今でも残っているのか、アクティブな姿はあまり結びつかないようで。でも、一発で言い当ててくれた方がそういえば過去にいたなと。ブライダルエステに行った時だったか、エステティシャンの女性に足を触られた時、「スポーツをやっていますね!」と言われて驚いたことがありました。「最近は忙しくてヨガぐらいなんですけど、どうして分かったんですか?」と聞いてみると、「いい感じで筋肉が引き締まっています。」と言われて。これは褒め言葉と受け取っていいのか?!と思いながら、プロフェッショナルだなと感嘆しました。触れば分かる、あなたがこれまでスポーツをしてきたこと、今もしていること、ケアも忘れていませんよね。率直な感想をさらりと伝えてくれるので、分かる人には分かってもらえるのだと嬉しくなりました。中3の時にね、秋の大会に向けて走り続けたら肉離れになってしまったんです。その時の後悔は忘れていなくて、だからスポーツ後のマッサージは大切にしています。心の中で届けました。気づいてくれてありがとう。

広報委員の友達と、フードコートで盛り上がっていると、周りはみんな男子大学生と思われる一人のお客さんばかりで、母親ってこんな気持ちになるんだなと半笑いで聞いてくれているようでした。「もうあっという間に受験だよ。あと2年だね。」「いつになったらスイッチ入るんだろうね~。」と私。「男の子の先輩ママに聞いたら、部活を引退してからだって!」「ええっ。遅くない?でも気持ち分かるな。」とわいわい。「まだまだ落ち着かないね。」「なんかね、最近思うんだ。自分の感覚じゃだめなんだなって。自分の時はこうだったとか思ったらいけないなって。」「そうだね。その子がどうしたいのか、子供の感覚を大事にしたいね。」そう深く頷いてくれた時、なんだかぐっときました。彼女は小中学校時代にいろんなことを抱えていた、その一部を以前話してくれたけどきっと裏側にはまだ何割も沢山の気持ちが残っている。でもね、一番大切にしているのはお母さんが味方でいてくれたということ。だから自分も、そんな母親でありたいという想いが伝わってきました。あたたかいな、届いているよ息子君に。その親子関係が、彼の自信になっていくんだろうね。そんな友達は、高校時代に文系か理系かクラス分けの時に迷っていたという話は前に知っていたのだけど、改めて聞いてみると理系に進んだと教えてくれて。「国語と社会が苦手だったから、消去法で理系にしたの。」国語と社会は私の好きな教科で、理系の教科に抵抗がなかった彼女とはある意味真逆の所にいたんだなと。お互い似ていないようで、でも何かが重なっていて、近くにいると安心できて、凸と凹で知らず知らずの間に相手を補い合っているのかなとも。保育園で栄養士として働き、うちの近くの公園でちびっこたちがいつも可愛らしいなと思っていたのだけど、彼女が園内で作る昼食を食べていた園児であると分かりました。世間って、やっぱりこんな風に繋がっているんだなとほっこりして。楽しい時間はすぐに過ぎ、お別れした後お礼のメッセージを送ると返信がありました。『いつも私の話ばかりになってしまって、話の内容で不快にしていたら申し訳ない』と泣いている絵文字付きで、優しい気持ちになりました。彼女は一人になり、シングルママとしてのこちらの苦悩を全然聞けなかったと思ってくれたのだろうと。自分の話をするのはあまり好きじゃない、相手が重くなるのは嫌だから。でも、あなたが話して少しでも軽くなるなら嬉しい。これが基本的なスタンスで、でもイレギュラーな時もあって、一人で辛い時は辛くて、それでもそんな私のそばにいようとしてくれるだけで十分だよ。そんな気持ちを込めて返信しました。『一緒にいると心地良いよ。また時間ができたらガールズトークしよう。』彼女は、この言葉を深く大きく受け取ってくれている。あなたのペースでいいよ、絵文字からそんな声が聞こえてきた。役員から繋がった友情がある、その奇跡に同じ温度で感謝したい。