
九州からの帰途
姉が運転する車に乗り、佐賀駅まで送ってもらう途中、伝えてくれました。「どうだった?」と。「う~ん、帰る新幹線の中でゆっくり考えるよ。」「そうだね。でもね、苦しい気持ちは名古屋までだよ。」ネネちゃんらしい、深い気持ちをありがとう。返事をして、ひとつ深呼吸をした私に続けてくれました。「Sちんが大学卒業前...
姉が運転する車に乗り、佐賀駅まで送ってもらう途中、伝えてくれました。「どうだった?」と。「う~ん、帰る新幹線の中でゆっくり考えるよ。」「そうだね。でもね、苦しい気持ちは名古屋までだよ。」ネネちゃんらしい、深い気持ちをありがとう。返事をして、ひとつ深呼吸をした私に続けてくれました。「Sちんが大学卒業前...
葬儀場の駐車場へ着くと、外で待っていた父の姿が見え、ドアを開けると母が駆け寄ってきました。「よく来てくれたね。」と。両親を立てる意味でも向かったこと、それを多少なりとも感じてくれたのか、負の感情はぶつけられずほっとしました。告別式が終わったら、新幹線の時間もあるから帰らせてもらうねと伝えると分かって...
ある夜、姉から一通のメッセージが入ってきました。『Sちん、おばあちゃんのこと聞いたかな?』その文面を読み、すぐに訃報だということが分かって。内容を促すとやはり予感は当たっていました。父は、姉に話せば私に伝わるだろうと、気を遣わせないようにしてくれたのではないかとも感じられて。そして、これは電話で話し...
3学期に入る直前、息子が学校へ行きたくないと言い出し、変化がある時はどうしても憂鬱になるんだろうなと気持ちを汲むことに。そして、伝えました。「リズムがまた変わるから、朝がちょっと辛いかもしれないけど、まだ半日授業だしゆっくり慣れていくと思うんだ。3学期はあっという間に春休みだよ。中学に入って離れてし...
週末、息子とラーメン屋さんへ行き、その後、お正月気分がまだ抜け切れていなかったので伝えました。「1人300円の予算にして、コンビニで好きなものを買おうか?」すると大喜び。税込みで予算内に収められるか、どういった商品を組み合わせたらうまくいくかとちょっと算数の要素も入っていたつもりが、彼が選んだものは...
息子の冬休み明け、まだ半日授業だったので慌ただしくしていた午前中、何気なくスマホを見ると着信があったので、折り返すと役所の方でした。どうやら提出した書類に不備があったらしく、再度送ってほしいとのこと。そこまで急ぎではないことが分かったものの、後回しにすると忘れそうで、慌ててパソコンを開き自宅でプリン...
怒涛の年末年始、分かってはいてもいろんな大変さがあり、終わってほっとしています。息子が大好きなマインクラフトの近くのお店が無くなると分かったので、年末行ってぬいぐるみを買ってきました。そして、自宅に帰るとぽつり。「ボクの家族が増えた。」と。その言葉を聞き、沢山の気持ちがこみ上げて。いっぱい辛い思いを...
息子とボウリングへ行った年末、案内された席へ座ると、向かいにいたのは一人で来ていたご年配の女性。よく見ると、マイボールを持っていて、黙々と投げるその姿に感動しました。常連さんであることは間違いなく、フォームもとても綺麗で。こんな歳の重ね方、素敵だなと思いながら息子と投球開始。久しぶりだったのでコント...
息子が5年生の時に旗振り当番をしていた時、サングラスにマスクのお父さんと組むことになり、笑いを堪えて子供達の登校を見守っていた日。それから、学年最後の参観日があり、そのお父さんが廊下から見届けている姿を発見し、同じクラスだったの?!と慌てふためいた時間。こちらは終始半笑いだったので、何か失礼がなかっ...
宅配物が届くのが分かっていた日、息子には一人で学校から帰ってきてもらいました。すると、意外にも習字道具など荷物が多く、疲れたと言って機嫌が悪くなってしまったので、こちらもヒートアップ。すると、ピンポンと鳴ったので画面を見てみると、お父さん?!タイミングがいいんだか悪いんだかと思いつつ、玄関まで出ると...