昨日は、個人面談で学校へ行くことになりました。半日の授業で息子が帰宅し、おやつを食べてから自転車でいざ現地へ。放課後の遊び場所としてボランティアの方が見てくださる体育館へ向かうと、息子の顔を見るなり、「久しぶり~。」とスタッフさんが言ってくれて胸が熱くなりました。だって、前回は確か春の個人面談の時だったから。覚えてくれていたそんな温かさに包まれ、安心して校舎の中へ。教室の前で待っていると、廊下で声をかけてくれたのは可愛らしいお母さんでした。「○○の母です。覚えていますか?」「・・・ああ!お久しぶりです!」マスクをされていたので思い出すのに数秒かかってしまったものの、幼稚園が同じだった女の子ママでした。同じクラスになったことはなかったのに、お迎えの時に男女入り混じって幼稚園ごっこを始め、すっかり仲良くなった女の子。園庭で挨拶しかしたことのなかったお母さんが話しかけてくれて、本当に嬉しくなりました。「面談表を見たら次がR君だって分かって、ひと言ご挨拶がしたかったんです。」お母さん業をやっていて感激するのはこんな時。幼稚園ごっこがこんな風に繋げてくれるなんてね。
その後、教室に入ると穏和な女の先生が椅子を勧めてくれました。和やかに最近の様子を話してくださる中で、思いがけない話題を持ってきてくれて。「最近、体育の授業で野球をやっているんです。ご存知でしたか?」「いや、全く知らなかったです。」「そうだったんですね!野球といっても、ポールの上に新聞紙で作ったボールを乗せて、それを打つというものなのですが、R君が飛び抜けて上手で、やっぱり野球をやっていると違うなって思いました。R君が打席に立つと、守りのみんなが後ろに下がるんです。新聞紙ってこんなに飛ぶんだってこちらも驚きました。打ち方も、みんながR君に聞いていて大活躍です。」「そうだったんですね!最近、野球の練習に行きたがらなくて、ちょっと様子を見ているのですが、学校で活躍できていて良かったです。先生、実はRはきっとHSC(人一倍繊細な子供)だと思うんです。診断を受けた訳ではないのですが、私自身もそうで、とてもよく似ているので見ていてそんな気がしています。」「そうですね、とても繊細なのはよく分かります。これ見てください。みんなに書いてもらったアンケートなんですけど、『仲のいいお友だちはだれですか?』という欄に、『全員』って書いてあったんです。本当に優しい子だなって思いました。彼から弱音を聞いたこともなくて、もっと伝えてくれてもいいんだけどなって、逆に心配になる時もあります。」「そんな風に見て頂いてありがとうございます。R、先生のこと大好きですよ。」そう言うと、本当に嬉しそうにしてくれました。息子からだけでなく、母親としての感謝を届けられただろうか。先生、自分のお子さんを育てながら沢山の子供達の優しい先生でいてくれてありがとう、そんな気持ちでお別れ。時計を見ると、時間オーバー。早めに来たので次のお母さんの迷惑にならなかったものの、先生の休憩が無くなってしまいました。残りの期間で、恩返しができたらいいな。
次の日、シェアオフィスの外を歩いていると、偶然会ったのはミルキーのKさん。思い切ってこちらのサイトの話をさせて頂くと、本当に嬉しそうに聞いてくれて胸がいっぱいになりました。実際にホーム画面をスマホで開いてもらうと、率直な感想を述べてくれて。「うわあ、こういったサイトを手掛けていらしたんですね。僕、今まで見たことないですよ。文章が並んでいて、とても見やすいし、なんだかいいですね。キャラクターもいるし。これまでどれぐらい書いてこられたんですか?」「700記事は超えました。最初は1000字で書いていたんですけど、少しずつ増やし今は2000字ぐらいで書いています。そんな風に言ってもらえて嬉しいです。」「え~、そんなに書いていたんですか。僕まだ読ませてもらっていないんですけど、その700記事があなたに力をくれているように思うんです。過去のあなたの蓄積が、きっと今の○○さんを助けているんだと思います。ファンの方も沢山いてくださるんでしょうね。僕、○○さんの持つ雰囲気をもっと前に出してほしいって思いますよ。継続することってめちゃくちゃ大変なことなんです。それをここまで続けてこられたって凄いことだって思っています。本気で応援しています。」まだ読んでもいないのに、ホーム画面を見ただけでこれだけの想いを届けてくれて、歩道で泣きそうになりました。そして、冒頭の記事『心のサプリで優しくなる』の画面を開いてもらい、文面を読まずにスクロールしてもらうと、最後の一行が目に留まったよう。「“出会ってくれて、ありがとう。”いいですね、この気持ちですよ。」と。たった一行で、彼はこのサイトの真意を読み取ってくれました。こんな感動があるのかと。頑張ってここまで積み上げてきて良かったな。
面談が終わり、息子を体育館に迎えに行った後、運動場で二年生の時の担任T先生にお会いし、少し離れたところからご挨拶。他の保護者の方も近くにいたので、それ以上は近づかなかったのですが、エール交換をしようとしてくれた先生の気持ちが伝わってきました。司書からライターの道へ進んだことに興味を抱いてくれた先生。「フィールドが変わっただけです。」図書館で伝えていた想いをネットの世界へ、そんな気持ちを十分過ぎるぐらい感じてくれた先生もまた本気で応援してくれました。沢山の方に届きますね、そんな祈りを込めて伝えてくれた気持ちをこれから先もずっと大切にしようと思っています。
さくら咲け、ここに集まる力があるからきっと大丈夫。